ドイツのテレビ局「ダス?エルステ」は20日、「高速鉄道はいかに中國を変えたか」と題した記事を公式サイトに掲載した。同記事は、「中國は世界最大の高速鉄道網を誇り、このネットワークは巨大な帝國とともに成長している」とし、高鉄鉄道を國外に輸出する北京政府の壯大な拡張計畫も紹介した。主な內容は以下の通り。
上海から南京までの約300kmは、高速鉄道に乗れば1時間余りで著いてしまう。長く白い矢のような列車は、南京南駅に時間通り到著した。快適で靜かでモダンな中國の高速鉄道だが、何と言っても一番の特徴は速いことだ。
「以前は夜行列車に乗らなければならなかった」とある乗客は語る。「今ではもっと長い區間でも夜行に乗ることはなくなった。朝に出発すれば午後には著いてしまう」。ほかの乗客もうなずく。「高速鉄道に乗れば、一日で武漢から広州に行き、また武漢に帰ってくることができる。以前は片道で20時間はかかり、大変だった」。高速列車は中國の大地を猛スピードで走行する。上海から北京までの距離は1300kmあるが、高速鉄道なら5時間もかからない。少し前と比べても所要時間は半分に短縮された。ハンブルク?ミュンヘン間と比べると、所要時間は上海?北京間の方が短いが、後者の距離は2倍近い。
中國は數年前まで、鉄道分野の発展途上國だった。鉄道はいつも遅延していたし、清潔さを欠いていた。だが21世紀に入って、中國では各地で巨大な鉄道駅が建設されるようになった。中でも高速鉄道は中國人の日常生活を変えた。「上海から昆山まで現在は十數分で著いてしまう」と、駅を利用していたある女性は語る。「生活と仕事を別々の都市ですることができるようになったのが最も大きな変化だ」