4年の中斷を経て、シャープの攜帯電話が大陸部市場に復帰した。8月31日に新機種「SHARP C1」と「SHARP A1」が発表された。シャープは大陸部市場への復帰に先立ち、臺灣地區でも「SHARP Z2」を発表している。業界関係者によると、「シャープの中國市場復帰は、鴻海精密工業による買収後に新社長がうち出した改革措置の一つでもある」という。「北京商報」が伝えた。
以前のフィーチャーフォン(ガラケー)時代に、シャープは印象深い機種を數々うち出した、當時、日系攜帯電話の模範とされたシャープの二つ折り製品は、アジア?太平洋地域で一躍人気商品となった。だがシャープブランドはディスプレーにこだわりすぎたため、スマートフォンへの流れの中で徐々に不振に陥っていった。中國市場でも販売量の低迷で撤退を余儀なくされた。
今年3月には鴻海とシャープが最終的な買収合意を締結し、買収金額は2888億円となった。だが中國で反獨占當局による審査認可に予想以上に時間がかかったため、買収手続きは予定通り完了せず、このほど審査が通り認可を受けたことでようやく完了した。
C1とA1はどちらも価格1499元(約2萬3200円)。31日午後9時に通販サイト?京東で予約がスタートし、9月7日午前10時から販売が始まる。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年9月1日