中國社會科學院國家グローバル戦略シンクタンクと國際関係學院が共同主催した「周辺運命共同體建設」國際フォーラムが先ごろ北京市で開かれた。21カ國から集まった70人近い専門家が、中國と周辺國の運命共同體建設のチャンスと課題、経済協力、文化交流などのテーマをめぐり議論を交わすとともに提案を行い、運命共同體の建設を後押しした。フォーラムでは、中國が提唱する「一帯一路」は、アジア運命共同體の建設につながるとのコンセンサスがまとまった。
「アジア運命共同體の建設は時代の大きなテーマになる」。中國社會科學院の蔡昉副院長は、「今は、対向ではなく対話、敵対ではなく融合、相互排除ではなく相互作用が、運命共同體建設の主流な考え方になっている。アジア運命共同體の建設にはシンクタンクの貢獻が欠かせない」と述べた。中國は、人類が同じ地球上で生活し、歴史と現実が合流する同じ時間と空間に生きており、あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる運命共同體になりつつあるとの認識を持つ。中國は、周辺國との協力推進を積極的に主張し、良好な周辺環境を構築するために、中國の発展を通じて周辺國へより多くの恩恵をもたらすことで共同発展の実現を図っており、「中國夢(チャイナ?ドリーム)」によって、周辺國の國民に素晴らしい生活に対する期待や地域発展の見通しをもたらし、運命共同體の意識を周辺國に根付かせたいと考えている。