韓國の経済系メディアは、中國が來年金融リスクと資産バブルの防止に重點を置くという見出しで、中央経済活動會議のもようを伝えた。米FRBによる金利引き上げや人民元安の圧力拡大があるなか、中央経済活動會議は來年、人民元レートを合理的な水準に保つこと、金融リスク防止を重視すること、資産バブルの防止、監督管理能力の強化などを通じ、システミックな金融リスクを防ぐことを決定。また、不動産投機の再燃を避けつつ、政府が金融、土地、財政、稅収などのあらゆる手段を総合的に講じて不動産市場の健全な発展を促進する。
報道によると、中國は來年、積極的な財政政策により経済の安定成長を図る方針で、不動産バブルなどのリスクに対する管理の強化を図る。來年は中國経済の成長が今年に比べ鈍化する可能性があるものの、こうしたリスクコントロール措置が中國経済の長期的な成長につながるより堅実な基盤を構築する見通しだ。