近年の「脫グローバル化」の風潮の高まりに直面して、23日から26日まで中國の海南省博鰲(ボアオ)で開かれる「2017年、ボアオ?アジアフォーラム年次総會」のテーマは「グローバル化と自由貿易の未來に向かって」と決定している。50の國と地域から來る政治?経済?學界?メディア等の1727名の代表は「さらなる包容性を具えたグローバル化」をめぐって議論する。
今回の年次総會で、「グローバル化?成長?改革?新経済」という四つのブロックに分かれて分科會が行われ、「さらなる包容性を具えたグローバル化」が総會議論の基調となる。総會は経済成長を維持する新しい方法?新しい考え方?新しい原動力を多くの角度から討議し、如何に改革を推進するかについて重點議題を設けて議論する。また、シェアリングエコノミー、人口知能(AI)、バーチャルリアリティー(仮想現実)、デジタル通貨(仮想通貨)とブロックチェーン、金融科學技術、起業と資本、インターネット自動車、ライブ経済等の分野に踏み入れ、創業?革新?新経済の観點から論議する。この他、アジアの金融危機、サブプライムローンの危機についても過去の経過を回顧しながら反省し、アジアの地域協力、中米経済の趨勢等についても専門討論會を開催する。
同時に、「一帯一路」建設、両岸企業家円卓會議、華商円卓會議などの従來の議題に、新しい観點が出されると見られる。
中國が2013年より提唱してきた「一帯一路」は現在すでに100以上の國が參加しており、その影響力が増す一方だ。インドネシア?タイ?マレーシア?フィリピン等の10以上の國と地域の代表が本年度総會において21世紀の海上シルクロード建設と南中國海地域の共同発展について共に議論する。中國はこの5月に北京で「一帯一路國際協力サミットフォーラム」を開催することになっており、今回の「ボアオ?アジアフォーラム年次総會」がこの北京のフォーラム前のハイレベルのウォーミングアップになるだろう。