共に手を取り合い知恵のシルクロードを作り上げる――。近く北京で開かれる「一帯一路」國際協力サミットフォーラム?ハイレベル會議のテーマの1つだ。
知恵のシルクロードを建設する――。この成否は人材育成と相互作用にかかっている。「魚を與えること」から「魚の捕り方を教えること」へ、「単なる経済的支援」から「行動する技術を教えること」へ転換することが重要となる。シンクタンクの交流と指導的役割を強化することで、國內外の発展を促す。
シルクロード建設に向けた「中國の方案」とは、「中國の知恵」を以て世界の発展への道を照らし、「一帯一路」沿線國とともに中國のチャンスと発展の成果を共有、共同的繁栄を実現することだ。
◆「中國の師匠」が「海外の弟子」を育てる
「中國水利電力対外公司(中水電公司、CWE)が無ければ、中國の先生がいなければ、今日の私は無い!」。一介の機械修理工から一躍、プロジェクトの共同経営者となったチュニジアのロフティ?ラジャミ氏は感慨深く語った。同氏は26年前、一介の機械修理工だったが、現地での中水電公司の求人に応募してから運命の歯車が回り始めた。
「中國の先生方の技術レベルは非常に高く、學ぶことがとても多い。自分で更に磨きをかけ、技術を體得することで、弟子は徐々に師匠よりも強くなる」と笑顔で語る。中國の師匠達が教えた多くの技術が、彼が後に事業を起こす基盤となった。
ラジャミ氏は、中古車の運送業から起業したが、今や不動産開発、公共事業、自動車貿易、広告會社などを手がける。2015年に中水電公司との合弁事業落札に成功し、チュニジア西部の大型ダム建設を共同受注、「機械修理工」から「共同経営者」に転じた。
地中海沿岸からギニア灣へ、カスピ海からインド洋へ、現地では「中國の師匠への心からの感謝の聲」が増えている。個人から企業へ、民間から政府當局へ、「一帯一路」がもたらす恩恵へ感謝の聲が広がっている。