また、「一帯一路」の資金融通と生産能力の協力でも、大きな進展があった。2015-16年に中國で新たに設立された外商投資企業は5萬4475社、実質外資導入額は2522.7億米ドルだった。うち、「一帯一路」沿線國が中國で設立した外商企業は5069社で、當期に新設された外商企業の9.3%を占めた。「一帯一路」沿線國から導入した資金は155.2億米ドルで、當期の外資導入額全體の6.1%を占めた。2015-16年に中國が世界で行った金融分野を除く直接投資は3157.8億米ドル、うち「一帯一路」沿線國への直接投資は293.5億米ドルで、直接投資額全體の9.3%を占めた。中國の「一帯一路」沿線國への投資協力の割合は貿易協力の水準を大きく下回っており、大きな潛在力を秘めている。
このほか、「一帯一路」は人々の心の交流促進を著実に進めてきた。近年、中國は「一帯一路」沿線國と、旅行業の開放、交換留學生の派遣、科學技術文化交流、醫療援助、伝染病予防、人材交流、民間?政黨交流などの面で積極的な進展が見られた。國家旅遊局の予測では、2016年の訪中外國人旅行者は前年比2.5%増の延べ1億3700萬人、中國人の海外旅行者數は8%増の延べ1億2600萬人と、安定成長を維持した。「一帯一路」沿線國間の旅行など、各分野での開放と協力が民間交流を促進、相互理解も深まり、人々の心の橋渡しとなった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年5月8日