仲春の4月、アジアと世界の目が再び、風光明媚の地、海南省博鰲(ボアオ)鎮に焦點を合わせようとしている。「開放と革新のアジア、繁栄と発展の世界」をテーマとするボアオ?アジアフォーラム2018年次総會がここで開幕する。各國の政治?経済関係者が一堂に會し、アジアの繁栄を共に協議し、世界の発展の良案を共に模索する。
初めて中國に居を定めた非政府國際組織であるボアオ?アジアフォーラムは、中國の改革開放によって生まれ、中國の高度発展により栄えた。その成長は中國の改革開放の偉大なる進展を如実に反映し、その発展は中國の夢?アジアの夢?世界の夢が輝きを引き立て合う歴史の縮図である。
フォーラムは中國の改革開放の輝かしい成果を見守った。フォーラムの影響力は、中國の世界に対する大きな魅力によるものだ。改革開放から40年で、中國は世界2位の経済國、世界最大の工業國、世界最大の外貨準備國になり、経済力?総合力で世界トップクラスになった。中華民族の偉大なる復興の輝かしいビジョンが、大きな影響力と求心力を生んだ。國際社會は中國の聲を聞き、中國の経験を共有することを願っている。
フォーラムは中國がアジアと世界の繁栄?発展を促すのを見守った。中國の國內総生産(GDP)はこの40年に渡り年平均9.9%の成長率を記録し、世界経済成長への寄與度は長年に渡り30%以上を維持し、世界経済成長の安定器?動力源になった。また中國は終始、開放的な発展理念を貫き、天下を救済する胸襟を持ち経済グローバル化の発展を積極的にリードしている。中國の指導者はボアオ?アジアフォーラムなどの多くの重要な舞臺において、開放型世界経済の構築を積極的に呼びかけ、地域の協力と自由貿易を促している。各國の世界経済に対する自信を深め、重要なリーダーシップを発揮している。
フォーラムは中國が運命共同體の青寫真を書き上げるのを見守った。世界の発展は現在、さまざまな問題や課題に直面している。中國は責任ある大國の胸襟により、グローバルガバナンスを改善するため中國の知恵と力で貢獻し続けている。フォーラム2015年次総會において、習近平國家主席は初めて、アジア運命共同體の構築により人類運命共同體に向かうという重大な提案をし、世界の発展と人類の未來の正しい方向を示した。中國は「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブを掲げ、一帯一路國際協力サミットフォーラムを開催し、アジアインフラ投資銀行とシルクロード基金の設立を推進した。一帯一路沿線國を率いて、共同発展及び互恵?ウィンウィンの道を歩み、中國の夢と各國民の夢を緊密に結びつけた。
40年の時が流れたが、中國は改革開放により「富國強民」を実現し、自國と世界の発展を連動させた。17年の変動の最中、ボアオ?アジアフォーラムは政治?経済対話の場を構築し、ボアオの見所を育み、アジアの聲を出した。今年のボアオ?アジアフォーラム年次総會において、より多くのボアオの提案、ボアオのプラン、ボアオの知恵を目にすることに期待する。またより多くの提案とプランが世界の共通認識と行動になり、中國と世界の運命交響曲がより彩り豊かな音色を奏でることに期待する。(筆者?周信國際問題専門家)
「中國網日本語版(チャイナネット)」2018年4月1日