ブランドに詳しい中國國家ブランドネットの尹傑編集長は、「老舗企業の多くは自前でサイトを構築したり、ECプラットフォームに出店したりして、オンライン受注、ネット予約?店舗引き取り、宅配などさまざまなサービスを提供し、老舗の商品のオンラインでの宣伝普及と販売に乗り出して、若いファンを大勢獲得している」と説明する。
阿里巴巴(アリババ)集団市場広告委員會の趙智明氏は天貓(Tmall)プラットフォームでの業績を紹介し、「商務部が認定した中華老字號の過半數が天貓に出店している。2017年には天貓での消費者が前年比170%増加し、売上高も同190%増加した。ECを通じて、一部の老舗は海外にも販路を広げ、世界ブランドへと発展した」と話す。
國も支援に力を入れる。同部流通業発展司関連部門の責任者は、「2017年初めに、商務部は國家発展改革委員會、文化部、國家工商行政管理総局など16部門と共同で『老舗の改革革新発展の促進に関する指導意見』を下達した。伝承と革新、経営ネットワークの保護強化、知的財産権改革の推進という老舗の3大任務を推進し、老舗文化を稱揚し、老舗の発展環境を持続的に最適化し、老舗の自主革新の活力を発揚するなどの要求を打ち出した」と説明する。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月5日