川上産業は供給側構造改革で恩恵、業績の好調が目立つ
セクター別で、上半期の石油業界の売上高は前年同期比13%増の2兆4億元、純利益は75%増の696億元、非鉄金屬の売上高は14%増の1528億元、純利益は75%増の88億元となった。「煤電聯動(石炭価格と電気料金の連動)」政策などの影響を受け、石炭業界の売上高は3848億元でわずか6%増にとどまり、純利益は4%増の460億元だった。
中間産業の増益率が大きかった。化工業界の売上高は11%増の2617億元、純利益は63%増の272億元。鉄鋼の売上高は15%増の4265億元、純利益は134%増の296億元だった。
川下産業の企業業績は優劣が分かれた。醫薬製造業界の純利益は22%増の239億元、自動車製造は16%増の403億元、家電業界は14%増の70億元となった。卸売?小売業の純利益はわずか4%増の212億元にとどまり、実體業界企業の平均増益率25%を下回った。
上海証券取引所は、中間産業と川上産業の原材料価格が上昇したが、消費需要の拡張が想定ほどではなく、川下産業の大規模消費業界の業績が影響を受けたとの見解を示している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2018年9月3日