中國稅関総署の李魁文報道官は先日、「2018年、中國民間企業の輸出入額は12兆1000億元で12.9%増となった。輸出入全體の39.7%を占め、2017年と比べて1.1ポイント増えた。民間企業の輸出入額は増加速度を高めており、比率増など様々な明るい點が見える」と発言した。
同氏によると、明るい點とは第一に、民間企業の輸出入への活力が増えていることである。2018年、輸出入実績のある民間企業は37.2萬社で、2017年比で19.7%増だった。より多くの民間企業が輸出入活動に関わるようになった。規模からみると、2018年、中國の対外貿易増加に対する民間企業の貢獻度は50%以上で、対外貿易発展の成長を促す役割を果たしている。
第二に、民間企業の地域分布に段階的発展がみられた。2018年の中部、西部、東北の各地域の民間企業の輸出入額は、それぞれ20.3%増、18.9%増、16.7%増と、東部の12.1%増をしのぐ。これは段階的発展を示すものであり、しかも2ケタ増の実現を果たしている。
第三に、民間企業の輸出入商品の構造が、引き続きレベルアップしている。輸出では、2018年の機電製品輸出が民間企業輸出の4割以上を占めた。うち集積回路、スマホ、液晶パネルの輸出がそれぞれ51%増、16.8%増、34.1%増だった。輸入でも機電製品が主となっており、4割以上を占めた。うち集積回路が35.3%を占め、農産物と初期形狀プラスチックの輸入がそれぞれ11%増、27.5%増だった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2019年1月19日