國による現(xiàn)場最前線の衛(wèi)生事業(yè)への取り組みの強化と遠(yuǎn)隔醫(yī)療事業(yè)の展開に伴い、「インターネット＋醫(yī)療」が多くの人々に利益をもたらすようになった。昨年9月には「インターネット診療管理方法（試行）」など3つのインターネット醫(yī)療分野の文書が発表?実施され、インターネット診療行為がさらに規(guī)範(fàn)化された。現(xiàn)在、全國のすべての「三甲醫(yī)院」（中國で最高クラスの病院）で遠(yuǎn)隔醫(yī)療サービスが展開されており、すべての貧困県の県病院がカバーされている。遠(yuǎn)隔醫(yī)療サービスが現(xiàn)場最前線に屆き、地方の病院の醫(yī)療水準(zhǔn)を高めた。病院の診療がよりスマートになり、患者がスムーズに診療を受けられるようになった。

　高品質(zhì)醫(yī)療資源の地方進出を促進

　「ただの発熱」により、6歳の女の子の寧寧ちゃんが命を奪われるところだった。彼女の命を救ったのは遠(yuǎn)隔醫(yī)療だった。

　寧寧ちゃんが発癥した當(dāng)時、風(fēng)邪の癥狀は見られなかった。両親が車で50キロ離れた銀川市第一人民病院に送り、點滴を1日打ったところ、熱が下がった。ところが體育の授業(yè)になると子供が急に痙攣を起こした。病院に送られると、趙桂琴醫(yī)師はウイルス性脳炎を疑った。子供の熱が下がらず頻繁に痙攣を起こし、癥狀が一気に悪化した。病院は長年に渡り、このような患者を治療したことがなかった。寧寧ちゃんを別の病院に移すのは危険であり、趙醫(yī)師は遠(yuǎn)隔診察を提案した。

　遠(yuǎn)隔診察を擔(dān)當(dāng)した専門家は、首都小児科研究所神経內(nèi)科の陳述花主任醫(yī)師だ。雙方の醫(yī)師は癥狀について詳細(xì)に意思疎通し、治療プランを作成した。その後數(shù)日、寧寧ちゃんが激しい痙攣に襲われることはなかった。2回目の遠(yuǎn)隔診察では処方箋を細(xì)かく調(diào)節(jié)した。寧寧ちゃんは12日後に目を覚ました。3回目の遠(yuǎn)隔診療では、陳醫(yī)師がリハビリを指導(dǎo)した。寧寧ちゃんはその後、話ができるようになったばかりか、正常に活動できるようになった。

　寧寧ちゃんのような急病であれば、過疎地から大型病院に移す時間がない。遠(yuǎn)隔診察により彼女は自宅の近くで有名な専門家から診察を受けることができた。國家衛(wèi)生健康委員會の馬暁偉主任は「遠(yuǎn)隔醫(yī)療技術(shù)は時間や空間の制限を打破し、人々に適時かつ高品質(zhì)の醫(yī)療サービスを提供するため大きな力を発揮する。現(xiàn)在は省?市?県?郷?村の5レベルのカバーを徐々に実現(xiàn)し、高品質(zhì)衛(wèi)生資源の都市部?農(nóng)村部共有を促進している」と述べた。

　遠(yuǎn)隔醫(yī)療、地方に専門的な知識を伝える

　遠(yuǎn)隔醫(yī)療はウィンウィンの解決策だ。患者は現(xiàn)地で大型病院の専門家による診斷を受け治療プランを手にすることができる。あちこち駆け回る必要がなく、醫(yī)療保険の自己負(fù)擔(dān)率が下がり、手間暇とお金を節(jié)約し苦しみを減らすことができる。現(xiàn)地の醫(yī)師は遠(yuǎn)隔診察に參加することで、大型病院の診斷の方針と診療上の経験を?qū)W習(xí)し、専門的な能力を飛躍的に高めることができる。現(xiàn)地の病院も患者を留め、仕事を増やせる。大型病院の醫(yī)師はこのオンラインで地方に進出する方法により、専門的な能力を効率的に送り出し、教育の力を発揮できる。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2019年4月18日