全人代代表で、中國自動車大手、吉利汽車の親會社である浙江吉利控股集団の董事長でもある李書福氏は、政府活動報告は足元の國內外の全體狀況を正確に判斷し、実踐的な取り組みを提起していると指摘。中國製造業の質の高い発展という実情に即しており、市場ニーズの変化の方向性にも合致していると述べた。
「われわれは川上と川下の連攜による生産?操業の再開を図り、産業チェーン?サプライチェーンの円滑化に向けて積極的に対策を講じてきた。3月末時點で吉利の國內サプライヤーは全て操業再開を果たし、國內サプライチェーンのリスクを全面的かつ効果的に制御でき、生産能力は著実に増加している」
李氏は、政府が一連の自動車消費の安定?拡大策を早急に打ち出したことは需要回復を効果的に促進していると評価。吉利は今後とも変化に対応すべく、研究開発投資を維持し、コア?コンピタンス(中核的競爭力)を強化していくとの考えを示した。
全國政協委員の王會生氏は、政府活動報告で「両新一重」(新型都市化、 新型インフラ、重大プロジェクト)の建設について言及されたことに感動を覚えたと述べた。王氏は、新型コロナ対策が常態化する中、有効投資を拡大することは経済の早期回復や消費浮揚、産業の高度化促進を図る上で重要な対策になると指摘。政策産業ファンドなどを通じて、國有資本投資の指導的役割を十分に発揮させ、より多くの民間資本を細分化された業界?分野に呼び込み、新型インフラ整備、新型都市化建設、重大プロジェクト建設に投資させ、質の高い発展を推進していく必要があるとの認識を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年5月27日