北京冬季五輪は中國のウィンタースポーツ市場の大きな潛在力を完全に引き出した。「3億人がウィンタースポーツに參加」という目標によるボーナスを受け、海外メーカーがスポーツ用品や會場內の専門設備などの恩恵をこうむっている。海外メーカーも続々と中國に目を向け、世界の氷雪産業の新たな成長源を見出そうとしている。
急増する會場、大量の設備の需要を生む
北京冬季五輪組織委員會の趙衛東報道官はこのほど、中國には標準的なスケートリンクが654枚、スキー場が803カ所あり、2015年の北京冬季五輪招致時と比べ前者が317%増え、後者が41%増えたと述べた。會場の急増は、大量のインフラ及び設備(造雪機やロープウェイ)の需要を意味する。
古くからウィンタースポーツが発展している國の一つであるオーストリアは、中國企業と會場建設で多くの協力を展開している。オーストリア政府観光局アジアエリア責任者は「環球時報」に、「中國の大半の冬季レジャースポットにはオーストリア製のロープウェイがある。オーストリアの専門家は中國のスキー場開発に提案を行った。オーストリアのアルプス山脈に近い都市であるザルツブルク、冬季五輪を2回開催したインスブルックも、コロナ前は中國人客の冬の観光目的地だった」述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2022年2月10日