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360v360.cn |29. 07. 2022

【ランキング】自動車大國中國の生産拠點都市はどこか?

タグ: 自動車
中國網日本語版  |  2022-07-29


 

 ■ 2020年、中國で最も自動車産業輻射力が高かった都市は?

中國都市総合発展指標〉に基づき、雲河都市研究院は中國全297地級市(地區級市、日本の都道府県に相當)以上の都市をカバーする「中國都市自動車産業輻射力」をモニタリングしている。輻射力とは特定産業における都市の広域影響力を評価する指標である。自動車産業輻射力は都市における自動車産業の従業員?企業集積狀況や企業資本?競爭力を評価したものである。「2020年中國都市自動車産業輻射力」は、2019年から2020年にかけて中國各都市で公表された「第4回全國経済センサス(第四次全國経済普査)」をベースに算出した。


中國都市総合発展指標2020〉で見た「2020年中國都市自動車産業輻射力」ランキングの上位10都市は、上海、長春、重慶、広州、武漢、蘇州、北京、十堰、天津、襄陽となった。特に、トップ3都市の上海、長春、重慶の輻射力は抜きん出ている。同ランキングの上位11?30都市は、瀋陽、柳州、無錫、成都、南京、蕪湖、寧波、南昌、常州、杭州、揚州、長沙、深圳、済南、溫州、西安、青島、仏山、合肥、鎮江である。これらの都市には中國自動車メーカの本社機能や主要工場が立地している。

 

図7 2020年中國都市自動車産業輻射力ランキング


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 中國の自動車産業の発展は、1950年代に遡る。1953年、舊ソ連の技術支援により現在の第一汽車が設立されたのを皮切りに、中國各地に多くの自動車メーカーが続々と設立された。改革開放以降は、數多くの海外自動車メーカーが中國に進出し、中國での急激なモータリゼーションと共鳴するように製造拠點を次々と設立した。國內市場の急成長、海外メーカーとの協力及び競爭の下で中國の國産メーカーも急成長した。


 図8より、2021年時點で中國の自動車メーカーは大きく國有企業系、民営企業系に分けられ、中國各地に立地している。中國政府の自動車産業振興計畫では、第一汽車、上海汽車、東風汽車、長安汽車の「四大」と、北京汽車、広州汽車、奇瑞汽車、中國重汽の「四小」という位置づけがある。

 

図8 中國の主な自動車メーカー

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出典:中國の各種報道より雲河都市研究院作成

 


図9より、「2020年中國都市自動車産業輻射力」ランキングトップ30都市の分布をみると、東は上海から西は重慶?成都まで、長江流域に産業集積している。周牧之教授は、これは、中國建國以來、政府が長江流域に製造業の産業立地を推進した結果であると解説する。日本では耳慣れない地方都市が自動車産業拠點としてランキング上位に入った理由は、このような歴史的厚みに由來している。

 

図9 2020年中國都市自動車産業輻射力ランキングトップ30都市分析図

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