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文學を好む李肇星氏 |
発信時間: 2009-02-20 | チャイナネット |
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大學受験では、一心に憧れていた中國文學學部に入學するとの願いはかなわず、“意外”にも第2志望の北京大學スペイン語學部に合格、それが今日のプロの外交家の道へとつながった。その結果について、彼の高校の教師も大學の同級生も、いずれも「とても意外だ」と話す。文學の仕事に従事することこそが彼にとって最も可能性のある選択だ、と見ていたのだろう。 シェークスピアの研究家である鄭土正は李肇星氏の大學時代の同窓生、親友である。當時のことをこう回想する――將來は「ものを書きたい、詩を書きたい、作家になりたい」と言う気持ちを確かに吐露したことがある。大學卒業論文も外國語や文學と関係があるもので、テーマは「ディケンズの米國雑記」だった。 外交の仕事に従事している間も、幼いころから文學を熱愛した李肇星は書くことは止めず、余暇を利用して創作し続け、「詩人の部長」と呼ばれるようになった。84年、アフリカのレソトで仕事をしていた際、全國の少年読者向けに散文集「彩色の土地――ケニアに旅行記」を書き上げた。後に、前後して2冊の詩集「青春の中國」と「李肇星詩選」を発表。04年、チリのカフレラー駐中國大使が同國のラゴス大統領を代表してネルーダ生誕百年を記念する「大統領栄譽勲章」を李肇星氏に授與し、傑出した外交家、傑出した詩人であると稱賛した。 李肇星氏はさらに鄭土正らとともに「シェークスピア戯曲?小説全集」を編集、また自らその中の「マクベス」を書き改めた。専業ではないと考え、「肇星」と署名した。
「チャイナネット」資料 2009年2月 |
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