天宮1號が9月27日から30日の間に発射される。天宮1號の速さは? 大規模ロケットが地球に與える影響は? 一般の人が宇宙旅行を楽しめるのはいつ? …等々、天宮1號の発射を間近に控え、宇宙に対する人々の興味は高まるばかりだ。宇宙飛行制御を擔當する高級研究員の徐明氏と、北京航空航天大學の生物?醫學工程學院教授の劉紅氏は昨日、サイト「科學網」において、話題となっている「宇宙の問題」について詳しく解説した。
天宮1號の速さと飛行距離は? 音速の22倍
天宮1號の速さはどれぐらいなのか? 徐明氏は、秒速7,000メートル以上だと解説する。音速の22倍から23倍だ。
現在、嫦娥2號はすでに太陽-地球ラグランジュ2(太陽-地球L2)軌道に入っており、172萬キロを超えた場所から科學測定データを通信してきている。では天宮1號もそのような場所まで飛べるのだろうか? 徐明氏は、月からL2ポイントまでにかかる燃料は秒速1,000メートルで済むが、地球から400キロあたりまでは、ロケットが地球の引力から解き放つために秒速3,000 メートル以上の燃料が必要となる。燃料面でいえば、天宮1號は地球付近に留まざるを得ないだろうと説明する。
生命維持システムはどうなっているのか?