配給元や映畫館の情報では、3月から5月の春季の映畫興行収入は去年より62%増え、総収入は10億元になると予想されている。その中で「南京!南京!」は1億元を超えた。
今年1月の春節期間中に際立っていた映畫は、「レッドクリフPart2」や「クレージー?レーサー(瘋狂的賽車)」「喜羊羊と灰太狼」「遊龍戯鳳」などの國産映畫だ。春季になると興行収入は1月より下がるが、昨年同期よりは62%増加した。3月から5月の興行収入のほとんどは海外映畫で、「スラムドッグ$ミリオネア」「ドラゴンボール」「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」など、11本の海外映畫の興行収入は合わせて6億元以上に上った。國産映畫の「南京!南京!」は1億4000萬元で、次に王家衛監督の「東邪西毒終極版」は3400萬元だった。
新影聯映畫館の高軍氏は、「4月22日に『南京!南京!』が公開されてか10日間で興行収入が1億元を上回った。この10年、4月に公開されて興行収入が1億元を上回った國産映畫はなかったため、『南京!南京!』は國內映畫界の人たちに希望を持たせた」と言うが、これは大規模な宣伝の結果であり、まだ投資分も回収しておらず商業的には成功したとはいえないと話す。
「チャイナネット」 2009年5月21日