河南省尉氏県邢莊郷劉莊村のポプラ林
記者の取材に応える尉氏県円借款植林プロジェクトの幹部
河南省の円借款利用植林プロジェクトは2003年に準備を開始し、2004年に実行可能性の研究を終えた。2005年11月に日本の獨立行政法人國際協力機構(JICA)は専門家グループを河南省の現地に派遣し評価を行い、2006年1月には北京で最終的な評価が行われた。2006年4月に河南省林業庁は県クラスの全體計畫を考案し、2006年6月に河南省の円借款利用植林プロジェクトに関する契約が調印された。2007年4月に河南省人民政府はプロジェクト始動會議を開き、省林業庁、財政庁はプロジェクト管理規則を公布した。
尉氏県円借款植林プロジェクトの責任者によると、河南省の円借款利用植林プロジェクトが尉氏県で本格的に実施したのは2007年だった。計畫造林面積が2650ヘクタールで、うち防護林は2050ヘクタール(全體の77.36%)、用材林は600ヘクタール(全體の22.6%)で、同県の大馬郷、邢莊郷など10の郷?鎮、182の行政村に及んでいる。
2009年までの3年間における尉氏県の植林面積は3455.4ヘクタールに達した。
円借款利用植林プロジェクトの実施は、尉氏県の平原緑化の加速化において大きな役割を果たしている。現在、県全體の林地保有面積は約17300ヘクタールに拡大し、森林被覆率は26.1%に大きく向上している。