より重要なことは、排出削減が中國の産業モデルチェンジ?アップグレードと結びつくことだ。世界の排出削減の圧力を受け、中國の産業モデルチェンジの積極的な効果が見え始めており、強化を続けている。中國経済は石炭燃焼の火力発電に過度に依存し、多くの浪費を生んでいる。多くの地方の空?地面?水域は、人々が期待する清潔度には達していない。この局面を徹底的に打破し、中國経済を効率的?低炭素?清潔にすることは、中國の現代化の重要な任務の一つである。41兆元という大プロジェクトでは、おそらく多いか少ないかではなく、十分か不足かという問題が出てくる。
41兆元は、政府の財政支出によって賄われるわけではない。政府の限りある投資は、民間資本の積極性を高め、市場の投資に対して実質的な見返りをもたらすメカニズムの形成を促す。排出削減が底なしの穴に金を投げるようなもので、利益がまったく創出できないのであれば、この事業は長期的に効果を発揮しないだろう。最終的には、中國が世界の関心に反応するための、メンツだけのプロジェクトになるだろう。
ゆえに41兆元はただの「計畫」ではなく、中國が排出削減で市場の要素を全面的に動員する過程と、その結果でなければならない。この成否は、中國社會の現在および今後の重大改革の成否によって決まるだろう。
排出削減問題で、中國は歐米の先進國と異なる方法をとるが、同じ結果を目指しているようだ。中國社會の前進に伴い、中國と歐米社會の重大問題をめぐる認識と態度が、徐々に近づくことになるだろう。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2015年6月28日