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稲垣喬正氏ー54年前の思い出を振り返って |
発信時間: 2009-03-06 | チャイナネット |
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京劇の衣裝を著る稲垣喬正氏 帰國後の京劇代表団からの稲垣喬正氏宛の感謝の手紙 こうしていよいよお別れの日が7月17日となりました。當時は國交も回復しておらず、次回はいつどこで再會できることやら、その想いはお互いに心の琴線に觸れ合い、飛行場では涙涙の別れでしたが、必ずや再會できる事を誓い合って固い握手を交わし別れました。 しかし不幸な事にその後、京劇の海外公演での飛行機東歐事故に遭い、その中に一緒に仕事をした王文華さんと呉鳴申さん他、団員8名が悲しい事に亡くなられてしまいました。きっと再會すると約束し合ったのに殘念でなりません。 さっそく私たちは集まり、追悼の気持ちを込めてご家族に、日本公演の際の記録をアルバムにまとめてお贈りいたしました。あれから50余年の歳月が流れ、現在は念願であった日中も國交が回復し、中國も目覚しい発展を遂げ、現在に至っております。 しかし年月は爭えず、北京、東京でそれぞれ公演して下さった方々の大半はすでに故人となられてしまいました。それらの方々が、當時から真の日中友好の実現を願っておられたその心中を思うとき、殘された我々はその尊い先人のご意志を次世代の方々に引き継ぐ責務があります。私も殘り少なくなった人生を、少しでも今後も中日のために役立つお手伝いをさせていただくつもりでおります。 資料提供:稲垣喬正氏 「チャイナネット」2009/03/05 |
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