資料寫真
日本人にとって欠かせない調(diào)味料、世界でも英語圏でJapanese SOY sauceといわれる、濃い褐色の液體、そうです、醤油です(日本の醤油は、中國の醤油(ジャンヨウ)と醸造期間が異なるため異なるものですね。ここではとくに明言しない限り、醤油と書きまして日本の醤油を示すことにします。)さて、上海萬博に出展している日本の企業(yè)の中でキッコーマンがありますが、最近、僕がよく通うフランス資本系スーパーマーケットのカルフールでも次第にキッコーマンブランドの醤油の陳列スペース割合が増えてきたような気がします(つい數(shù)年前までは購入できなかったとおもいます)。価格帯としては、競合たる他の中國醤油の3倍以上はするのですが、順調(diào)に売上をのばしているということなのでしょう。
歴史をみれば、キッコーマンが歐米諸國で市場的に成功したことは知られた事実で、またその市場開拓により他の競合企業(yè)、関連企業(yè)も參入する結(jié)果となり、歐米に醤油やTeriyaki文化=Japanese Styleのようなイメージを定著させましたね。今回の中國への挑戦はこうした、醤油文化がもともとある國への市場參入ですね、そして、もっと広く地理をとらえれば、東、東南アジア諸國料理の特徴とも言える「発酵食品文化」がある國への參入なわけです。
キッコーマン(醤油)だけではなく、日本の企業(yè)がこれまで成功してきたのが、また成長市場として參入の動機(jī)が働いたのが歐米諸國であり、これらの國々は、(醤油だけでなく)あらゆる面で文化的な差異が日本と激しくあったわけです。その中で日本が謙虛にいっても、ある程度成功した事実はあると思います。
一方で、現(xiàn)在新興市場、成長市場と呼ばれる中國圏を中心とした市場ですが、これは日本との文化差異において、歐米との差異よりも小さいことは明らかです。と、簡単に文化差異を語ってしまいましたが、ここに、International Business(國際ビジネス)の難しさの大きな種があることは事実です。というのも、文化差異の大きさによって、何らかの國際化のパフォーマンスが決定されることが事実だとしたら(例:文化差異が大きいほど、現(xiàn)地化をしたほうがよい。文化差異が小さいほど、本國親企業(yè)が精緻に在外子會社をコントロールした方がよい、など)、文化そして、文化差異の定義が非常に難しくなってきますね。