中國青年代表団の農業作業者分団に參加し、東京や橫浜、長野県の松本市を訪問した。そして日本の農業を視察し、訪問先では様々な食べ物に接することができた。
1. ここは歐米の國?
中國で日本料理といえば壽司や刺身、天ぷらなどが思い浮かぶが、日本に行くとその考えは崩れ去る。
東京で泊まったホテルの朝食は、ここは日本なのかと思う時があった。メニューは日本語で書かれているが、外來語ばかりで何だかよく分からない。そしてフォークとナイフが置かれ、隣の日本人はゆっくりと朝食を楽しんでいる。中國でも西洋料理のレストランはあるが、まだ一日中、西洋料理を食べることはない。これは日本が積極的に西洋の近代文明を取り入れたためなのだろうかと思った。
そばを打つ
手打ちそば
2. 郷土食も楽しむ――手打ちそば
洋食は日本の都市の飲食文化に根強く取り入れられているが、各地方に行くと地元の伝統的な郷土食も多く殘っている。
長野県はかつて信州と呼ばれ、そばは古くからの名物だ。高い山の上にある松本市奈川村はそばの主な生産地で、奈川村でのそば打ち體験はとても楽しかった。
信州そばを楽しむ
そば打ちのプロセスは、そば粉を練り、手と打棒で麺玉を薄く押し広げ、そして細く切る。手で麺玉を押し広げた時は三角形や四角形、円形になり、切ったそばは細かったり太かったりした。
「吾輩は蕎麥屋である」と書かれたそば屋の看板を見ると、地元の人たちのそばに対する自慢を感じることができる。
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