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中日には戦略的相互信頼の強(qiáng)化が必要

タグ: 中日 東中國海 中國海軍 東中國海訓(xùn)練 劉江永 

発信時(shí)間: 2010-04-28 17:03:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中國人民解放軍の海軍が先日、東中國海から宮古島南東に至る公海上で正常な訓(xùn)練を行ったが、日本の一部メディアはこれをほしいままに誇張し、日本に対する「示威行動(dòng)」だと書き立てた。これについて中國國防部の報(bào)道官は「海軍艦隊(duì)が公海上で正常な訓(xùn)練を行うことは世界各國の通常のやり方だ。関係國は主観的な臆斷や勝手な推測をすべきでないし、なおさらに、いかなる過激な行動(dòng)も取るべきでない。関係國のメディアは工夫を凝らして誇張したり、事実を大げさに報(bào)じるべきでない」と表明した。(文:劉江永?清華大學(xué)教授、新中日友好21世紀(jì)委員會(huì)委員。人民日報(bào)海外版「望海樓」欄)

中國の発展に対する日本の見方には現(xiàn)在、新たな変化が生じている。第1に、圧倒的多數(shù)の日本人は中國の発展の成果を認(rèn)め始め、日本にとって中國はますます重要になると考えている。第2に、中國の軍事力増強(qiáng)への懸念を深めている人々がかなりいる。その重要な背景として、駐沖縄米軍基地の移設(shè)問題をめぐる日米間の摩擦が先鋭化していること、日本政府が新防衛(wèi)大綱を策定中であることがある。米日の一部はこれを機(jī)に、再び日本メディアで「中國脅威論」をほしいままに書き立てているのだ。その動(dòng)機(jī)は決して単純ではない。

2010年度の中國の國防費(fèi)は前年比わずか7.5%増と、二ケタ以下の伸び幅だったが、日本メディアはこれを積極的にプラス評価しようとはしないようだ。これまで比較的穏健だった「朝日新聞」は、國防費(fèi)の不透明性を理由に「覇権國家を目指している」と中國を非難する社説すら掲載した。同紙はそれ以前にも取材対象者の見解として「米軍の沖縄駐留は、24時(shí)間以內(nèi)に朝鮮や臺灣に部隊(duì)を投入できるという、その地政學(xué)的な重要性によるものだ」「日米同盟が空洞化すれば、米國が日本防衛(wèi)義務(wù)を擔(dān)うという日米安保が機(jī)能しなくなり、尖閣諸島(=中國の釣魚島)などの領(lǐng)土問題にも影響を與える」と指摘した。こうした、一見正しいようで実は間違った主張は、完全に自らを欺き人をも騙すものだ。

なぜなら、もし日米が朝鮮半島への迅速な派兵の必要性を本當(dāng)に考慮しているのなら、韓國に近い山口県の基地に米軍を移転すべきであり、沖縄に駐留する必要はないからだ。もし、日本が沖縄に米軍基地を維持する真の目的が臺灣海峽への介入にあるのだとしたら、中國との間に戦略的互恵関係を構(gòu)築するという日本政府の表明の真実性に疑念が生じる。日本と周辺國との領(lǐng)土問題に関してだが、実は日米同盟があってもロシアは「北方四島」を長年占有し続けているし、米國は獨(dú)島(日本は竹島と呼ぶ)に対する韓國の主権を支持し続けている。中國が釣魚島(日本名?尖閣諸島魚釣島)係爭を武力解決するとか、シーレーンを支配するとかいうのは全くの杞憂だ。

日本の「中國脅威論」に対しては、日本の有識者からも異論が上がっている。日本「國際アジア共同體學(xué)會(huì)」代表の近藤栄一教授は「中國の軍事費(fèi)はすでに日本を追い抜いたとはいえ、その総額は米國の9分の1に過ぎない。核兵器に換算すれば米國のわずか1%だ。しかも中國は人口が日本の10倍、面積が日本の25倍であるうえ、14カ國と國境を接し、50以上の少數(shù)民族を抱える。中國が空母建造に著手したとの報(bào)道があり、中國の海軍力が脅威と宣伝されているが、日本はすでに『ひゅうが』『いせ』という2隻の精鋭空母を保有している。その海軍力は英國の2倍で、米國の第7艦隊(duì)と匹敵する強(qiáng)さだ。現(xiàn)在われわれに必要なのは、無闇に『中國の脅威』を誇張することではなく、経済、社會(huì)、文化面の相互依存を強(qiáng)化し、21世紀(jì)の安全保障における中心的課題、つまり海賊、テロ、鳥インフルエンザ、狂牛病といった非従來型の安全問題に共同で対処し、未來志向の共通政策を敷くことだ」「日中の和解を軸にアジアの安定と繁栄を築くことは、金融危機(jī)後の米國外交と世界管理の安定に対する貢獻(xiàn)となる」と指摘する。

近藤氏のような見解は現(xiàn)在日本では多數(shù)派ではないようだ。このため中日両國間の戦略的互恵関係の構(gòu)築にはなお長い時(shí)間を要すし、引き続き交流や意思疎通を強(qiáng)化することが非常に必要だ。

「人民網(wǎng)日本語版」2010年4月28日

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