鳩山由紀夫前首相は16日から「日中環境協力推進議員懇談會」の役員として中國を訪問し、建設中の中日唐山曹妃甸生態工業園を視察した。17日には溫家寶総理と會見し、18日に清華大學で講演を行った。その後の記者會見で、NHKの記者の中國の原子力発電所に関する質問に対して、次のように答えた。
鳩山前首相:今回、曹妃甸に訪れた中では、原子力における協力という話は出ていません。ただ、中國はこれから大変多くの原子力発電所を建設するということも聞いています。そして、日本が最先端で有している技術も多く存在しているということもご案內の通りです。従ってこの問題に関して、日中の原子力協定のもとでより迅速に協力が高まるということが求められているのではないかと思っています。今、例えば、日本製鋼所などが中國の原子力発電所の建設に大変有用であると聞いています。直接的に話を聞くと、大きな問題は生じていないということですが、政府として役に立つ道があれば、そのことを促進することが重要だと思います。日本の原子力の技術力を中國に提供するということは有用性、そして、日本の経済における波及効果においても重要な考え方であると考えています。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月18日