『上海萬博とは何だったのか』表紙
9月21日に配信された「日本僑報電子週刊」によると、日本語版『上海萬博とは何だったのか―日本館館長の184日間』は、日本僑報社より刊行され、新中國建國記念日である10月1日から日本で発売される。本書は上海萬博日本館館長江原規由氏が執筆し、184日間の仕事と生活ぶりがリアルに描いている。
日本僑報社が発表した本書の內容紹介は以下の通り。
「萬博史上最大となった上海萬博のテーマは「よりよい都市、よりよい生活」で、「都市」が初めて萬博テーマとなった萬博でした。246の國?地域?機関が參加、會期184日間に7300萬人が參観しました。これほどの規模の萬博はもうないでしょう。
上海萬博開催年の2010年に、中國は世界第二位の経済大國に躍進しました。上海萬博ほど主催國が意識された萬博はなかったでしょう。世界における中國の存在感が高まっていることを日々感じました。
閉幕が直前に迫ったある日、萬博會場で、あるスローガンを見て、ふと考えさせられました。そのスローガンとは、「中國元素」と「世界看中國 中國看世界」(世界が中國を、中國が世界に目を向ける)でした。
農村から、超VIPの居城~北京中南海から、ありとあらゆるタイプの人たちが內外からやってきました。多くの出會いがあり、數えきれないほどの喜怒哀楽があったはずです。本書は、こうした人との巡り會わせと上海萬博の醍醐味を中心に構成されています。
中國の経済、社會、そして、人々がもっているダイナミズムとエネルギー、中國と世界の関係などについても、上海萬博をフィルターにして論じています。本書が、等身大の中國を知る上で、読者に少しでもお役に立てれば何よりです。」
著者の江原規由(えはらのりよし)氏は、1975年東京外國語大學卒業後、日本貿易振興會(ジェトロ)入會。1993年よりジェトロ大連事務所開設?赴任。2003年ジェトロ北京センター所長、企畫部事業推進主幹(中國?北アジア擔當)、海外調査部主任調査研究員を経て、2010年上海國際博覧會日本館館長、同日本政府副代表。2011年國際貿易投資研究所(ITI)研究主幹。中國経済専門家。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年9月21日