◇國內外情勢が日本を大膽に
過去に靖國神社の參拝や南京大虐殺の否定などの問題において騒ぎ立ててきた日本の右翼勢力は、近ごろ中國の入り口にある釣魚島の問題に関してしきりに行動を起こし、絶えず小細工をしている。日本はますます度胸をつけているように思う。
呂耀東氏は、國內の政治狀況と國際情勢が日本の右翼勢力の発展を助長したと分析。日本國內を見ると、第二次世界大戦後、日本は歴史清算を徹底的に行わず、過去の侵略戦爭と犯罪行為を心から反省していない。多くの戦犯が釈放されただけでなく、政界にも入り、保守勢力に発展した。その勢力は冷戦後に更に発展し、日本の政界は総保守化に向かった。日本では近年、與野黨の保守勢力が膨張し、対外政策と理念に保守主義的な傾向が見られる。世界的な背景から言うと、米國の東アジア戦略の調整は日本に希望を與えた。日本は、この変化が日米同盟にもたらす利益を通して、アジアで主導権を握りたい考えだ。
中には、日本人の島購入のための寄付に対する意欲的な姿勢は一種の微妙な心理狀態を表すとの分析もある。日本は近年、景気が低迷し、走馬燈のように首相が交代し、2010年には世界2位の座を失い、昨年の東日本大震災は計り知れない損失と影響をもたらした。急速に成長し、國際地位を絶えず高める中國を前に、多くの日本人は強い喪失感を抱いた。今回の釣魚島問題は、こういった一種のバランスの崩れた心理狀態を反映しているのかもしれない。
◇事態は蔓延し続ける