安倍首相本人が8月15日に靖國神社を參拝することはあるだろうか。この問題は連日、日本および世界のメディアを賑わせている。世論は、日本と中韓などの周辺諸國の関係がすでに緊張を極めていることから、安倍首相が參拝することはないと予想している。ロイター通信は2日、安倍首相は今月の日本の敗戦記念日に參拝せず、それにより中國との首脳會談の扉を開き、著しく悪化した関係を修復すると分析した。日中関係の內情に詳しい日本政府の消息筋は、「今は最も微妙な時期だ」と語った。しかし報道によると、安倍首相は8月に參拝しなかったとしても、10月の秋季例大祭の參拝を迫る、保守派陣営の圧力に直面する可能性があるという。

安倍首相は米國からの圧力を検討せざるを得ない。自民黨元幹事長の加藤紘一氏は環球時報の記者に対して、「日本と米中韓の関係は現在、上手く処理されていない。安倍首相が靖國神社を參拝した場合、中國や韓國を憤らせるばかりではなく、米國を不快にさせるだろう。靖國神社に祀られているのは14人のA級戦犯で、いずれも米國主導の東京裁判により刑を下されている。ゆえに靖國神社はまず、反米神社と呼べる。駐日米國大使は、靖國神社を目にしただけで不快になる、と語ったことがある。米國の一部の主流メディアも現在、安倍政権が右傾化していると批判している。安倍首相本人が參拝すれば、このような批判は強まるだろう」と指摘した。

ヤフージャパンは4日、日本の外交評論家の天木直人氏の文章を掲載し、「日本の識者と経済界の関係者は、中國との関係悪化を避けるべきと考えており、ほとんどの人が安倍首相は參拝しないと予想している。まさにこの時期に、米國議會調査局は突如報告書を発表した。これで安倍首相の參拝の可能性が、さらに引き下げられた。米國が聲をあげれば、日本の首相の政策を左右できる。これは確かに恥ずべきことだが、正確な決定であれば、米國に従うことも許される」と伝えた。

本人が參拝しないとしても、安倍首相が何もしないとは限らない。日本の某國會議員は環球時報の記者に対して、「現狀を見る限り、安倍首相本人が參拝する可能性は低い。しかし首相は現在、閣僚による參拝を裏で進めている。今年8月15日は、靖國神社に參拝する閣僚が戦後最多となるだろう」と話した。AFP通信は、「安倍首相は以前、初の任期內に靖國神社を參拝できなかったことを悔やんでいると表明した。昨年12月に再任を果たしてから、安倍首相は靖國神社に參拝していないが、多くの閣僚はすでに參拝している。今年4月に、日本の170人弱の政治家が靖國神社を參拝し、中國と韓國を憤らせた」と報じた。共同通信社は、「7日に臨時國會が閉幕すると、安倍首相は約10日の休暇に入る。その間の8月15日には、全國戦沒者追悼式に出席することになる」と伝えた。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2013年8月5日

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