オマーン?デイリー?オブザーバー紙は、テンプル大學ジャパンキャンパス?アジア研究學科のキングストン主任の言葉として、「安倍首相の地域外交の重點は中國脅威に対する東南アジアとの協力強化であり、中國は『悪人』役を演じ、安倍首相に力添えした」と伝えた。
一方、ミャンマー大統領事務所のある高級官僚はこの見方は正しくないとしている。同官僚はロイター通信社に対し、「會合が中國が出席しないために中國に対するものになることはない。ASEANと中國、インドと韓國にも似たような會合の予定がある」と述べた。
タイのインラック首相は國內の政治情勢の不安定を理由に訪日をキャンセルし、代わりに副首相を出席させた。12日、安倍首相は一部のASEAN諸國の指導者と「マラソン會談」を開始。BBCは、「日ASEANを前に、日本は盟友爭いで中國と力比べ」という見出しで、マレーシアのナジブ首相との會談で、安倍首相は中國が設定した防空識別圏について強い関心を示し、ナジブ首相は「日本の関心を理解する」と話したと伝えた。
フィリピンのアキノ大統領はチャーター機で12日午後に東京に到著した。フィリピンのウェブサイト「インターアクション」によると、アキノ大統領は安倍首相と二國間會談を行い、日本からの災害後の迅速な援助に感謝すると見られる。記事は、アキノ大統領の今回の訪問に1500萬ペソの費用がかかったことも指摘した。一部のフィリピンメディアは、「日本はASEANと南中國海問題を討論」と見出しをつけたが、會談の効果に関する記述は、日本からの引き続き支援を望むという記述より大幅に少ない。フィリピンのウェブサイト「ABS-CBN」によると、東京財団上席研究員の渡部恒雄氏は、「安倍政府はASEANに日米と中國の間に挾まれる気がないことをよくわかっている」と話し、今回ASEANと日本は防空識別圏問題を細かく話し合わないとの見方を示した。