それにもかかわらず安倍首相は、この誰もが知るポツダム宣言について「つまびらかでない」、つまり「よく知らない」と公言する。安部首相が本當に知らないのか、知らないふりをしているのかはわからない。安倍首相がもし本當にこれを知らないのだとすれば、志位委員長が批判する通り、「日本が過去にやった自らの戦爭の判斷もできない総理に(中略)日本を海外で戦爭をする國に作り変える法案を出す資格はない」。安倍首相の進めている憲法修正による海外派兵などの主張は、日本國內においても平和を愛する人々の怒りと非難を呼んでおり、國際社會からも承認を得られているとはとても言えない。だがもしも安倍首相が知らないふりをしているのだとすれば、それはポツダム宣言の認識を認めることを拒否し、戦爭の侵略性や錯誤を認めず、第二次大戦の結果と戦後の秩序に公然と疑いを突きつけることとなる。國際法の権威をこれほどに無視し、歴史問題の評価を覆そうとする態度は、戦爭の歴史の無視であり、戦後秩序に対する挑戦である。平和を愛する全世界の勢力はこれにしっかりと警戒する必要がある。
反ファシズム同盟國の人々は70年前、その血によって第二次世界大戦の勝利を勝ち取った。日本がポツダム宣言をはばかりなく否認できるようになるなら、戦後の國際秩序はかつてない挑戦さらには転覆の危機に遭遇することとなる。ポツダム宣言を守り、苦労して手に入れた戦後の國際秩序を守ることは、あらゆる國家が擔うべき國際的な責任である。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2015年5月25日