習(xí)近平國家主席は23日、北京市の人民大會堂で中日友好交流大會に出席し、日本の3000人の訪中団の前に姿を現(xiàn)し、重要な談話を発表した。代表団に対する中國の破格の厚遇は予想外で、日本メディアはこぞって報じている。多くの日本メディアは、中國は対日関係で積極的な姿勢を示した一方で、歴史問題で日本を牽制したと報じた。代表団を率いて訪中した自民黨総務(wù)會長の二階俊博氏は24日、北京で記者會見を開いた際に、習(xí)主席が両國関係の改善?発展の推進(jìn)への願いを示しており、「日本も真剣に応じなければならない」と述べた。また安倍晉三首相が夏に発表を予定している戦後70年談話について、「世界の注目を集めており、対外関係に資する優(yōu)れた談話の発表に期待している」と述べた。「環(huán)球時報」が伝えた。
訪中した出席者と記者は、習(xí)主席が23日の活動に參加したことについて、「予想外」、「驚きだ」と表明した。招待を受け活動に參加した日本のある代表者は24日、環(huán)球時報の記者の取材に応じた際に、「司會者が習(xí)主席の登場を告げると、會場內(nèi)からは驚きの聲が上がり、その後喜びの雰囲気に包まれ、割れんばかりの拍手が起こった」と話した。
「習(xí)主席が就任以來、日本各界の関係者によって構(gòu)成される代表団と會見するのはこれが初めてだ」、「初めて中日関係の重要な談話を発表した」日本の各紙、テレビ局、ニュースサイトは24日、習(xí)主席の談話を報道し、これを分析した。TBSは、「この稀な厚遇が、中國政府の対日関係改善の意志を示していることは間違いない」と伝えた。共同通信社は、「中國は今回の活動で、両國の信頼関係構(gòu)築の重要性を強調(diào)した。日本政府は今回の活動から、中日関係改善の契機を見て取った」と報じた。しかし共同通信社は、中國が今回の活動で、歴史問題を使い日本を牽制したと稱した。習(xí)主席が談話の中で、「侵略?拡張」、「歴史の歪曲」といった「厳しい言葉」を用いたというのだ。日本新聞網(wǎng)は、「これは中國が歴史問題を原則として重視しており、少しもあいまいな態(tài)度を持たないことを示した。中國はこれにより、歴史と戦爭を忘れないのは反日のためではなく、平和を守り未來を見據(jù)えるためだと強調(diào)した」と報じた。日本メディアは、安倍首相が夏に発表する戦後70年談話の內(nèi)容は、両國関係を推進(jìn)する重要な要素になると伝えた。安倍政権は「未來志向の両國関係」の構(gòu)築を目指しているが、中國は歴史問題を重視しており、「両國がこれについて雪解けに至るかは予想できない」という。
大會に出席した日本の代表者は、習(xí)主席の談話について、「理路整然で根拠があり、信頼できる」と述べた。また日本のある出席者は24日、環(huán)球時報の記者に対して、大會は盛り上がり、非常に友好的な內(nèi)容だったと話した。「日本側(cè)の3000人以上の訪中は、対中関係改善の誠意を示しており、中國もそれを感じることができた。多くの日本メディアは報道の中で、習(xí)主席が取り上げた歴史問題を重ねて強調(diào)していた。しかし現(xiàn)場で感じられたのは、両國間に橫たわる數(shù)々の問題を克服し、共に理想的な関係を構(gòu)築することが、中日の未來の共通する目標(biāo)であることだ」。
日本側(cè)のすべての出席者は、歴史的瞬間を見守り、期待を胸にしていたに違いない。日本の代表者は、「東日本大震災(zāi)後、中國政府が被災(zāi)地の500人の學(xué)生を海南島に招待し、震災(zāi)で傷ついた若者を勵まそうとしたことを大會で知りショックだった。日本が本件をまったく報じていなかったからだ。二階會長はこれを聞くと、中國の500人の青年を日本の交流に招くことを提案した。會場內(nèi)の日本人全員がこれに賛同し、盛大な拍手が響いた。雙方の発言が終了すると、習(xí)主席と二階會長がしっかりと握手を交わした。習(xí)主席は場內(nèi)で鳴り響いた拍手と歓聲に、大きく手を振って応じた。その後私は日本の交流活動に関する報道を目にしたが、現(xiàn)場の友好的な雰囲気と盛り上がりを伝えていないと感じた」と感想を語った。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2015年5月25日