メディアの「日本人戦犯の供述は強要されたものという観點が海外にはあるが」との指摘に対し同氏は「完全なでたらめだ」と応じた。「周知のように、中國政府は日本人戦犯に対し、人道主義的に処遇した。彼らの人間性の発露を我慢強く期待した。日本人戦犯の供述書は日本軍の中國侵略の一部に過ぎない。戦犯が供述した內容は犯罪行為の一部に過ぎないのだ。たとえば新井正男という戦犯を例に挙げると、野田正彰教授の書籍『戦爭と罪責』によれば彼は18歳前後の中國娘を捕まえ、強姦したあと刀で切り刻んだ。そして動物の肉だとして兵士たちに與えた。兵士たちは喜び、その肉を痛めて食べたという。この話は供述書の中には入っていない。刑罰を下された戦犯にせよ、刑罰を下されなかった戦犯にせよ、彼らが釈放され日本に戻った後、絶対多數が『中帰連』に加入して中日友好活動に従事した。生存者の一部には當時の罪を悔み、謝罪を表明している。もし供述書が強要されたものなら、我々中國人が日本まで行って彼らを脅すこともできたのではないか。供述書の中には虐殺や略奪、強姦の罪がないものもある。もし強要したのなら、どうして彼らにそのような罪を書かせなかったのだろうか」。
同氏によると、どの戦犯の供述書にも當日の日本語と中國訳が収録されている。原本は寫真撮影されている。多くが今回初めて発表されるものである。読みやすくするため、全ての戦犯供述書の重要な犯罪に対し概要が作られ、英語訳も付している。8月より1か月間、國家檔案局のウェブサイトでその一部を読むことができる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月8日