中國外文局(中國國際出版集)と日本の言論NPOが共同で主催する第11回北京-東京フォーラムが24日、北京市で開幕した。日本の木寺昌人駐中國日本國特命全権大使が挨拶した。
?日本側の木寺昌人駐中國大使は次のような挨拶をした。まず、この交流の場が10年間、途切れることなく継続されてきたことを高く評価。「政府間レベルの対話が、両國の影響悪化によって中斷していたときでさえ、雙方の有識者で組織された當フォーラムは毎年開かれてきた。こうした交流の場はほかでは見られない大変意義のあるものだ」と関係者の努力をねぎらった。
同大使は2012年12月に中國大使に就任したが、「就任當初は日中関係が最悪の時期であった」という。しかし現在の狀況については「昨年11月と今年の4月に日中首脳會談を経て、改善に向けた大きな道筋を歩んでいる」との認識を示し、「両國間に懸案が殘っていることは確かだが、そうした狀況であるからこそ、首脳會談や政府や民間の各レベルの対話が求められている」と相互交流の重要性を強調した。 また今年4月の安倍首相と習主席との首脳會談で、日中の戦略的互恵関係の推進の重要性が確認されたことにも觸れ、大使自身も「日中関係に攜わるひとりとして、今後の両國関係の発展に力を盡くしたい」と述べた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2015年10月25日