第12回北京―東京フォーラム(會期2日)が27日午前、東京で正式に開幕した。中日友好協(xié)會の唐家璇會長が開幕式に出席し、基調(diào)演説を行った。唐氏は「中國の発展が日本の生存と発展の空間を狹めることはなく、すでに日本の発展にボーナスをもたらしており、今後ももたらし続ける。日本が中國と向き合うことを願う」と発言した。基調(diào)演説の要旨は下記の通り。中國網(wǎng)が27日に伝えた。
國際情勢は深く変化し続けており、経済のグローバル化が深く発展している。國際構(gòu)造?秩序の変化が加速し、アジア地域の協(xié)力が発展しつつあり、相互接続の推進(jìn)が継続されている。同時に世界経済の深い調(diào)整、地政學(xué)の危機(jī)の多発により、一部の國の経済?社會の食い違いが拡大し、局地的な動亂と衝突が各地で生じていることにも目を向けなければならない。持続可能な開発、テロリズム、エネルギー安全、気候変動、難民といった多くの世界的な課題が増加している。これらを背景とし、中日両國は2つの大國として、世界の平和的発展のより大きな責(zé)任を擔(dān)い、國際社會?地域各國のより大きな期待を集めている。
中日関係の発展には、まず共通認(rèn)識を重視し、政治的基盤を維持する必要がある。中日関係は數(shù)十年の発展を経ている。雙方は4つの政治文書などの重要な綱領(lǐng)となる文書に署名しており、両國関係の発展に向け政治の「規(guī)則」を打ち立てた。この「規(guī)則」に基づき行動すれば、両國関係が「脫線」することはない。
習(xí)近平國家主席は先ほど、G20杭州サミットの會期中に安倍晉三首相と二國間會談した際に、中日の4つの政治文書は両國関係発展の「バラスト」であり、2014年末に雙方が合意した4つの原則的共通認(rèn)識は両國関係改善の「安全弁」であると強(qiáng)調(diào)した。雙方は関連する原則と共通認(rèn)識を守り、古い問題をコントロールし、新しい問題を防止し、両國関係の政治的基盤を揺るぎなきものとするべきだ。こうして中日関係の持続的な改善は、根本的に保証される。
次に、中日関係を発展させるためには、認(rèn)識を正し、積極的な交流を形成する必要がある。日本は中國にとって最大の隣國の一つである。両國は異なる発展段階にあり、相互補完の優(yōu)位性が際立っており、協(xié)力の大きな潛在力を秘めている。我々は中日関係を重視しており、両國関係の発展促進(jìn)に盡力する願いは心からのものであり、これには何の変化も生じていない。中國の発展が日本の生存と発展の空間を狹めることはなく、すでに日本の発展にボーナスをもたらしており、今後ももたらし続ける。その逆もそうだ。日本は中國の発展を客観的に認(rèn)識し、共に発展する決意と自信を抱き、中日の4番目の政治文書の「互いに協(xié)力のパートナーであり、 互いに脅威とならない」を政策に反映し、行動に移すことを願う。
中日関係の発展において、雙方は新舊の食い違いを適切にコントロール?処理するべきだ。歴史の根源の直視を前提とし、海洋の平和維持、互恵協(xié)力の展開、國民交流の拡大に取り組む必要がある。
國際的な海洋権益が焦點となるなか、中日の海洋をめぐる対立が時おり生じ、両國関係に妨害をもたらしている。雙方は東中國海問題で大局を著眼點とし、関連する合意內(nèi)容と共通認(rèn)識を遵守し、対話により大同につき小異を殘し、メカニズムにより危機(jī)をコントロールするべきだ。衝突のリスクを著実に防止?回避し、関連海域の平和と安定を確保するべきだ。南中國海問題において、政治的意図をはらむ誇張と介入は問題を複雑化させるだけだ。日本側(cè)が、平和的な協(xié)議により問題を解決する、直接的な當(dāng)事國による努力を支持することを願う。
世界2?3位の経済體である中日は協(xié)力を強(qiáng)化し、責(zé)任を履行し、地域と世界の発展の參加者?推進(jìn)者になるべきだ。中日雙方は省エネ?環(huán)境保護(hù)、財政?金融、社會保障?醫(yī)療、ハイテク分野を中心に、協(xié)力の潛在力を掘り出すことができる。雙方はアジア運命共同體の構(gòu)築を著眼點とし、自由貿(mào)易の歩みに積極的に參與し、相互接続とインフラ整備を促進(jìn)するべきだ。雙方はさらに不健全な競爭を回避し、第3者との協(xié)力を模索しなければならない。また雙方は連攜を強(qiáng)化し、地球溫暖化、エネルギー安全、テロ対策などの課題をめぐり交流し、共通の利益という支柱を拡大し、他國の模範(fàn)となることができる。
両國の國民感情が疎遠(yuǎn)という現(xiàn)狀が懸念されている。これは雙方の各界のリードと責(zé)任に、現(xiàn)実的な課題を突きつけている。また雙方が積極的に條件を整えれば、両國民の雙方向の行き來の大きな潛在力が引き出され、中日関係がかつてない「國民交流」の時代を迎える可能性があることにも注意すべきだ。雙方は機(jī)に乗じて行動し、青少年?地方?草の根の交流をさらに強(qiáng)化し、人の心を打ち共鳴を生む交流活動を開催するべきだ。國民による中日関係へのさらなる関心と支持を促し、中日関係の改善に向け社會的な基礎(chǔ)を固めるべきだ。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2016年9月27日