日本メディアが「中國軍機(jī)が初めて宮古海峽を通過」と大げさに報(bào)じると、日本の安倍晉三首相は26日の國會(huì)初日の所信表明演説で、中日関係について「大局的な観點(diǎn)から、関係改善を進(jìn)めていく」と述べた。共同通信は26日、安倍首相は今年1月の施政方針演説で、日中関係について「友好関係を安定的に発展させる」と表現(xiàn)していたが、今回は日中「友好」について觸れなかったと指摘した。

外交學(xué)院の周永生教授は「米國は安倍首相の國會(huì)演説の內(nèi)容に非常に注目していた。そのため安倍首相は米日同盟を強(qiáng)調(diào)したが、これは実際には日本の外交政策が米日同盟への依存を続け、日本が引き続き米國に歩み寄ることを示した」と分析した。

日本メディアは26日、「中國の戦闘機(jī)が初めて宮古海峽を通過」と大げさに報(bào)じ続けた。菅義偉內(nèi)閣官房長(zhǎng)官は26日の記者會(huì)見で「活動(dòng)を拡大し活発化する中國軍の動(dòng)向を注視し、不備なき警戒監(jiān)視活動(dòng)を継続する」と述べた。AFP通信は26日「中國軍のこの動(dòng)きは、日本の稲田朋美防衛(wèi)相が先ほど訪米中、日本が米國とともに南中國海を巡航すると初めて表明したことを受けたものだ。これは中國の我慢の限界に達(dá)したとされている」と報(bào)じた。

安倍首相は26日、外交政策の他にも改憲について觸れ、「改憲草案の提出は國會(huì)議員の責(zé)任だ」と述べた。共同通信によると、安倍首相がこのように発言したのは、連立與黨が參院選で安定的な政権の基盤を手にしたからだ。しかし安倍政権は依然として、日本國民の改憲への疑問に答える必要がある。安倍首相の演説は重要な問題を避けていた。民進(jìn)黨の蓮舫代表は、安倍首相の所信表明演説は「まったく中身が伝わらなかった」と批判した。

安倍首相の演説では、興味深い一幕が演じられた。時(shí)事通信の26日の報(bào)道によると、安倍首相は演説中に、出席者に対して「自衛(wèi)隊(duì)に心からの敬意を表そうではありませんか」と呼びかけた。自民黨議員はこれに応じたようで、ほぼ全員で起立し拍手した。日本維新の會(huì)の馬場(chǎng)伸幸?guī)质麻L(zhǎng)は「実に異常で、異様な光景だ」「このように自畫自賛するとは、言論の場(chǎng)ではない」と批判した。日本共産黨の幹部は「國會(huì)で20年以上になるが、このような光景を目にしたのは初めてで不快だ」と表明した。他にも「気味が悪い」とする野黨議員もいた。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2016年9月28日