共同通信の10月17日付記事によると、北海道函館市で、日中英の3言語を使ってバスガイドする中國人留學生のサービスが人気となっている。このバスは、JR函館駅から夜景で知られる函館山の山頂までの公共バス。外國人韓國客が急増しているため、函館のバス會社は「多言語通訳ガイドで各國からの観光客に函館をより味わってほしい」と考えた。
「9號目を越えれば函館市の街が一望できます」。河北省出身で北海道大學水産學部3年製の朱妍卉さんが、運転手の隣に立ち、メガホンを持ってガイドをしている。まずは流暢な日本語で、それから中國語と英語で説明をする。
行程約30分の路線は、様々な観光スポットを通過する。北海道と本州を結(jié)ぶ青函連絡船の記念館、赤レンガ倉庫群などだ。函館のバス會社は2014年より、3言語によるガイドサービスを始めた。現(xiàn)在まで13名の中國と臺灣出身の留學生がこのガイドを擔當している。留學生たちの口コミで仕事が引き継がれてきた。
朱妍卉さんは京都の日本語學校で2年學んだ後、函館市にある北海道大學に進學した。他の留學生がこのガイドの仕事を紹介してくれた。彼女は「言語力に心配がありましたが、いい経験なのでチャレンジしようと考えました」と話す。
1か月の研修を経て、5月から正式に働いている。出勤は毎月10日ほど。車窓からは次から次へと観光スポットが見えてくる。だから一時もメガホンが手放せない。今ではそれもすっかり慣れた。「函館山は牛が橫たわっているように見えます。だから臥牛山という別名があります」と、流暢に豆情報を紹介する。多くの乗客が興味を持って聞いている。
會計士をしているという臺灣から來た女性観光客は、ガイドが中國語を話すのにびっくりしたと話す。ガイドが説明してくれたおかげで、夜景をより楽しむことができたという。朱さんは、「敬語を使ったり、函館の歴史を沢山覚えたりなど、やることは多いですが、これからも皆さんのために詳しい紹介をしていきたいです」と言って笑った。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2016年10月19日