日本人にとって、新元號は人生の新たな出発地點であり、時代を振り返る良い機會でもある。天皇陛下の退位と元號変更まで2カ月をきり、「平成」の終わりが近づいた日本で新たなブームが起きている。
日本の『朝日新聞』の4日の報道によると、2000年の「ミレニアム婚」と2001年の「21世紀婚」と同様、平成最後の「駆け込み婚」が若者の間で流行している。橫浜市のあるホテルでは、4月の挙式予約が前年同期比40%増加した。
大阪で働くある女性は、「平成駆け込み婚」に積極的で、「時機を見て」結婚式をあげるつもりだったが、元號変更のニュースを見てすぐに手続きを始めた。彼女は、「1995年の阪神大震災で実家が半分壊れ、昨年の大阪府北部地震で家がまためちゃくちゃになった。平成に災害を経験し、(平成)最後にピリオドを打ちたい」と話す。
「平成駆け込み婚」のほかに、「平成最後の」が日本で新たなセールスポイントになり、各業者は様々な手を打っている。食品メーカーが発売した賞味期限が「平成最終日」のポテトチップスは1週間で完売した。ECサイトの楽天市場は「懐古」として平成30年間のヒット商品を販売。カセットテープレコーダーの売上高は前年比41%増加し、昔懐かしいゲーム機なども売れている。書店は「平成展示販売會」を行い、「平成史」や「元號」などの文字が目立ち、中でも「オタク」やゲーム史を振り返る書籍が人気を集めている。
しかし、「平成最後の皇室」はやや憂鬱な日々を送っている。フジテレビの報道によると、韓國は天皇に慰安婦問題に関する謝罪を求めた。また、眞子さまの婚約者である小室圭さんの母親の金銭問題が取りざたされ、2人の挙式は延期された。そのほか、皇室は皇太子妃雅子さまの體調、皇族が女性ばかりなどの問題にも頭を抱えている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2019年3月5日