日本はアフリカとの関係を日増しに重視している。日本の上川陽子外相は先ほど、マダガスカル、コートジボワール、ナイジェリアなどの訪問を終えた。アフリカ開発會議の閣僚會合が8月、東京で開催される。さらに注目すべきは、日本の対アフリカ文化輸出で、次の3種が含まれる。
(一)経済及び民生サービスの従事者を対象とし、援助を利用しアフリカに日本の企業管理文化を輸出し、かつ雙方の経済?貿易?経営レベルのマッチングを促進する。日本の対アフリカ支援は人材育成が重點だ。日本はアフリカで技術者を育成する際に、日本の管理?経営理念を支援プロジェクトに含め一括で輸出しようと試みている。
(二)アフリカの若者が日本の娯楽産業に注目していることを受け、文化を擔い手として、アフリカの若者に日本のライフスタイルを體験してもらう。インターネットの発展に伴い、アニメ、ゲーム、軽音楽を始めとする日本のサブカルチャーはアフリカで、特にエジプト、ケニア、南アフリカなどの比較的豊かな國で受けがいい。
(三)アフリカのスポーツ體制建設において日本の伝統文化を導入し、これを現地の社會的基礎を固めるための道具とする。日本は対アフリカ支援でスポーツ施設を増設するか、運動器具を追加し、學校のハードウェアを充実させ、スポーツのカリキュラムを最適化する。さらにアフリカ向けに柔道や空手などの日本の伝統文化色を持つ競技を普及させようとする。
日本の対アフリカ文化輸出は、アフリカ諸國の発展及び建設と向き合うだけでなく、アフリカ人の各時期の需要に巧みに迎合する。アフリカ諸國が行政もしくは基礎民生分野の作業効率の向上を必要とすると、日本は企業管理文化を提供する。アフリカ諸國が人工知能などの新たな科學技術発展の波に乗ろうとすると、日本はその教育資源を提供する。
上川氏は外遊前、「アフリカの特色ある、指導的地位にある3カ國をめぐり、日本の外交はグローバルサウス及びG7を始めとする有志國間の架け橋の力を発揮する」と強調した。日本がアフリカにこのような戦略的意義を與えていることから、日本の対アフリカ文化輸出の動きにより注目するべきだ。
(筆者=鄒聖嬰?天津社會科學院アジア太平洋協力?発展研究所研究員補佐)
?中國網日本語版(チャイナネット)?2024年5月20日