日本の自由民主黨の新総裁である石破茂氏は10月1日に首相に就任し組閣する予定で、すでに人事の手配を始めている。日本メディアの分析によると、石破氏は自民黨総裁選で逆転勝利したが、首相就任後は自民黨の団結や國民の信頼回復という苦しい試練に立たされる。
日本メディアの分析によると、石破氏は1回目の東京で議員票を46票しか獲得できなかったが、決選投票で菅義偉氏と岸田文雄氏から支持を得た。この黨內における2人の大物は、各陣営の議員に石破氏に投票するよう指示し、その議員票を一挙189票に増やし173票の高市早苗氏を破った。つまり菅氏と岸田氏が裏舞臺で手を結び、過去の総裁選で黨內最大勢力であった「安倍?麻生」連盟を打ち破り、石破氏を総裁の玉座に送り込んだと言える。
石破氏は當選後の記者會見で、日本、國民、地方を守り、自民黨をルールを守る政黨にしたいと表明した。日本最大與黨の新総裁である石破氏は、10月1日に行われる臨時國會使命選挙で第102代の首相に就く見込みだ。
28日付「朝日新聞」は社説の中で、今秋に行われる衆院選では、石破氏が自民黨の裏金問題による信頼回復という重責を擔うとした。しかし石破氏と高市氏の決選投票の得票數が近かったことから、黨內がほぼ2つに分かれている。黨內の力をまとめ、積年の弊害を一掃し國民の自民黨への信頼を取り戻せるか。石破氏にとってこれは一つの難題だ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年9月30日