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研究者「チベット文化と環境保護は良好」
発信時間: 2009-03-27 | チャイナネット

中國藏學(チベット學)研究センターの安才旦研究員を団長とする「中國チベット人學者?活き仏代表団」一行4人が、米國の政界関係者や學者、メディアなどと交流を行った。

代表団のメンバーで、チベット自治區社會科學院宗教研究所所長のツレンジャブ教授は記者のインタビューでこう強調した。「チベットの80-90%は農牧畜民であり、彼らは毎日、チベット語を使い、都市部では小學校から高校までチベット語を學ぶことになっている。チベット文化を保護し、研究、教育する多くの機関でもチベット語を使用している。チベット語は消滅していないばかりか、非常によく使われている」

ツレンジャブ教授は、文化の保護や普及の面で、最も印象が深いのは、政府が數多くの普通の農牧地民の子どもを育成し、彼らに教育を受けさせていることであり、これはチベットの平和解放前にはなかったことだと話す。彼自身もチベットで最も貧しいアリ(阿里)地區の山間部で育ち、政府の全民教育政策によって、いまの地位を得ることができた。彼や同僚たちはチベット文化に関する學術書を數多く発表している。

さらにツレンジャブ教授は、外來文化がチベットに伝わったが、それがチベット文化を損ねたと見てはならないとも指摘。「文明の衝突は、例えば、その民族の文化と外來文化の衝突、伝統文化と現代文化の衝突は、世界的のものだ。人類の文化は総じてそうであり、チベットの文化だけではない。前向きな姿勢でこの問題を見なければならない。

文化以外にも、チベットの環境保護問題が代表団と當地の學者、政府関係者との交流で重要な話題となった。チベットの環境は青藏(青海?チベット)鉄道の建設で破壊されたのではと多くの人が懸念している。チベットに暮らし、チベットの環境保護事業を深く肌で感じてきた學者として、ツレンジャブ教授は「鉄道が開通した後、野生動物は立ち去り、環境も破壊されたと考えている人がいる。だがそんなことはなく、実際に野生動物は増え、ますます多くなっている。汽車でチベットに來るチャンスがあれば、沿線で群れを成した野生動物を目にするチャンスがあるだろう。こうした小さな點からも、チベットの環境保護が非常に良いことが分かる」と指摘。

今回の交流活動について、ツレンジャブ教授は「多くの外國の友人がチベットをじかに見て理解しているのでなく、チベットの過去の歴史を理解していないばかりか、チベットの現狀をその目で見ることすらしていないことを感じた」と述べ、チベットに興味を抱き、チベットに関心を寄せる友人たちが自ら訪れてチベットを見てくれるよう期待を示した。

「チャイナネット」2009年3月27日

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