鈴木さんが支援して建設した雲南省文山州栗坡県六河中學校
鈴木さんと六河中學校の生徒?教師たち。前列中央でネクタイをしているのが鈴木さん
鄭端さんは日本で生活する華僑で、中國語の教師をしている。鄭さんは、彼女の生徒の一人が中國で多くの人を感動させるような貧困地區の教育支援をしていると記者に紹介した。
鄭さんは毎年故郷の上海に帰ると必ず、鈴木茂昭さんという日本人に會いに行く。彼は鄭さんの生徒だ。初めて鈴木さんと會ったのは2000年、當時鈴木さんは大手企業の部長で、鄭さんのもとで中國語を5年間勉強した。鄭さんによれば、鈴木さんは博學で、趣味も幅広く、飛行機を操縦することができ、無線の技術も持っているという。人柄は謙虛で真面目なのだそうだ。
鈴木さんはかつて改革開放初期に中國で2年間働いた経験があり、その時中國はまだ貧しかったが、友好的な中國人の姿が深く印象に殘っていたため、中國の人々のために何かしたいとずっと考えていた。
2002年、鈴木さんは鄭さんに、中國大使館に連絡を取り、中國の貧困地域で最も學校を必要としている場所を探すのを助けてほしいと頼んだと話した。彼は自分の退職金を使って貧困地域の子供たちのために學校を建てたいのだという。ある日、鈴木さんはとても嬉しそうに「條件に合う學校が見つかったと大使館が知らせてきました。雲南省の少數民族が住んでいる文山州麻栗坡県の六河中學です」と鄭さんに伝えた。このあと、學校建設のために鈴木さんは何度も中國を訪れた。