劉翔選手は、18日に行われた競技を棄権し、そのあとスポンサーたちは、今まで通り彼をサポートしようとする姿勢を相次いで表明した。
ナイキは19日、「中國日報」や「北京青年報」などの主要紙に、劉翔選手の一面広告を掲載した。劉翔選手の鋼毅な眼差しが強調(diào)された広告には、「試合が好き。全ての尊厳をかけることが好き。それをもう一度勝ち取ることが好き。すべてを差し出すことが好き。栄光が好き。挫折も好き。スポーツが好き、たとえスポーツがあなたを傷つけたとしても」というコピーがつけられていた。
19日にナイキスポーツ(中國)広報責(zé)任者の朱近倩さんは、広告はその日の夜に作り、劉翔選手への支持や理解を示したかったと話し、新華社の取材に対しては、「ナイキは今まで通り劉翔選手との契約を続けたい」と、ナイキと契約を結(jié)んだ選手たちの中には、けがのために一時競技場を去った人もいるが、ナイキとの協(xié)力関係には影響を及ぼさなかったとして、「コピーにもあるように、スポーツが好きというのは、その全てを受け入れることを意味しており、選手が頂點に立ったり、どん底に落ちたりすることとは関係ない」と語った。
中國平安保険、伊利、コカコーラ、VISA、聯(lián)想などの企業(yè)も、劉翔選手との契約を変更しないと表明した。
劉翔選手をイメージキャラクターに起用した中國平安保険は、「棄権も勇気の表れ。命をかけてまでの努力はしないでほしい。無事でよかった。劉翔選手が早く快復(fù)し、さらにすばらしい成績を収めるよう願っている」と発表した。
コカコーラも、「劉翔選手のこれまでの輝かしい成績は、優(yōu)秀な選手としての強い意志や尻込みしないオリンピック精神を十分に現(xiàn)している」と劉翔選手との契約を変更しないと表明した。
劉翔選手の棄権でもたらされたマイナス効果も徐々に明らかになっている。あるメディアの報道によると、棄権によりスポンサー企業(yè)の収入には30億元を超える影響があるとされており、スポンサーの広報戦略の調(diào)整は避けられない。
劉翔選手が棄権した數(shù)時間後、ナイキは中國での紙面広告の変更を決めた。劉翔選手は相変わらず広告の中心だが、テーマや細かいところには見直しが行われた。それについて朱近倩さんは、「まったく予想外だった。これまでの広告の內(nèi)容は、今回の狀況と合わなくなっている」と説明する。
聯(lián)想グループは18日、劉翔選手を起用したコマーシャルを、新シリーズのコマーシャルに変えた。同社の五輪キャンペーン関連の責(zé)任者である李嵐さんは19日、これは計畫通りの変更であり、劉翔選手の棄権とは関係ないとコメントしているが、契約終了後に契約を更新するかどうかは評価を待っているとしている。
「チャイナネット」2008年8月20日 |