李彥さんは1998年に大學を卒業すると、天堂河女子教育矯正所に入り、20年弱も勤務している。「海外に出る、一軒家を購入、さらには退職するという人がいて、衝撃を受けたことがある。私はお金のために働いているのかと自問したことがある。違うならば、それは自分とは関係がなく、考える必要はない」
李さんは今でも、出勤初日に教導員に言われた言葉を覚えている。「これは単なる職業ではなく、事業だ。職業は生きるための手段であり、事業は精神の信仰、信念の追求だ」
「私はよく服役囚に、ここに來ないわけにはいかない、來たからには無駄にしない、出たら二度と戻ってこないと言っている。服役囚が社會復帰後に上手く生活し、破壊者になるのではなく社會の積極的な建設者になれれば、私にとって最大の成果だ」
李彥さんは近年、個人三等功を4回受賞している。2016年には第9回北京市「人民満足政法干警」、首都政法先鋒、北京市政法システム優秀黨務工作者に選ばれ、「全國五一労働奨章」を受賞した。2017年には全國司法行政システム先進工作者、全國巾幗建功標兵に選ばれ、北京市第12回黨代表大會代表、中國共産黨第19回全國代表大會代表に選ばれた。