中國の特色のある社會主義の偉大な旗じるしを高く掲げ小康社會の全面的建設の新たな勝利をかちとるために奮闘しよう
(二〇〇七年十月十五日)
胡 錦 濤
同志の皆さん
ただいまより、私は中國共産黨第十六回全國代表大會中央委員會を代表して、大會に報告を行うことにする。
中國共産黨第十七回全國代表大會は、わが國の改革、発展の肝心な段階で開催する極めて重要な大會である。この大會のメーンテーマは次のようなものである。中國の特色のある社會主義の偉大な旗じるしを高く掲げ、鄧小平理論と「三つの代表」の重要な思想を導きとして、科學的発展観を深く貫き、徹底させ、ひきつづき思想を解放し、改革開放を堅持し、科學的発展を推し進め、社會の調和を促進し、小康社會の全面的な建設の新たな勝利をかちとるために奮闘する。
中國の特色のある社會主義の偉大な旗じるしは、現代中國が発展をとげ、進歩するための旗じるしであり、全黨、全國各民族人民が団結奮闘する旗じるしである。思想を解放することは中國の特色のある社會主義を発展させる寶器であり、改革開放は中國の特色のある社會主義を発展させる強大な原動力であり、科學的発展、社會の調和は中國の特色のある社會主義を発展させるための基本的要請であり、小康社會を全面的に建設することは二〇二〇年に至るまでの黨と國家の奮闘目標であり、全國各民族人民の根本的利益の依って立つところである。
今日の世界は広範囲にわたって深く変化をとげつつあり、現代中國は広範囲にわたって大きな変革をとげつつある。このチャンスはかつてないものであり、このチャレンジもいまだかつてなかったものであるが、チャンスのほうがチャレンジより多い。全黨はあくまでも中國の特色のある社會主義の偉大な旗じるしを高く掲げ、人民を率いて新たな歴史的スタートを切り、重要な戦略的チャンスとしての時期をつかみ、それを活かして、真実を求め、実際を重んじ、鋭意進取し、引き続き小康社會を全面的に建設し、社會主義現代化の推進を加速させ、時代から授けられた崇高な使命を全うしなければならない。