いまや、內外の環境ともにきわめて広く大きな変化が生じつつあり、わが國の発展は一連の際立った矛盾と挑戦に直面し、前進の途上にはまだ少なからぬ困難と問題が橫たわっている。たとえば、発展におけるアンバランス、不調和、持続不可能といった問題が依然として際立っており、科學技術によるイノベーション能力が弱く、産業構造が不合理で、発展方式が依然として粗放的で、都市と農村の地域間発展の格差、住民の所得分配の格差が依然としてかなり大きく、社會矛盾が目に見えて増加しており、教育、就業、社會保障、醫療、住居、生態環境、食品?醫薬品の安全、安全生産、社會治安、法執行?司法などの大衆の身近な利益にかかわる問題がかなり多く、一部の大衆の生活は困窮しており、形式主義、官僚主義、享楽主義、贅沢浪費の気風といった問題が目立ち、一部の分野で消極?腐敗現象が発生しやすく、多発しており、反腐敗闘爭の情勢は依然として厳しい、などなど。こうした問題を解決するには改革の深化が鍵となる。
今年4月、中央政治局は深く掘り下げて思考、検討し、黨內外の各方面の意見を広く聴取したうえで、黨の第18期三中全會において改革の全面的深化の問題を検討し、これについての決定を打ち出すことを決めた。
4月20日、黨中央は「黨の第18期三中全會で改革の全面的深化について検討することに対し意見を徴する通達」を下達した。各地區?各部門は、黨の第18期三中全會が改革の全面的深化を重點的に検討することは、広範な黨員、幹部、大衆の願いに適っており、社會全體が最も関心を寄せる問題をとらえているとして、広く賛成の聲が寄せられた。
改革開放以來、各期三中全會はいずれも改革の深化について検討し、いずれも重要なシグナルを発してきた。すなわち、われわれの黨は斷固として改革開放の旗印を高く掲げ、斷固として黨の第11期三中全會以來の理論や路線、方針、政策を堅持するということである。とどのつまり、新たな歴史條件のもとでどのような旗印を掲げ、どのような道を歩むかという問いに答えることである。