朝鮮半島の核問題をめぐる6カ國協議の米首席代表?ヒル國務次官補は8日夜、議長國中國が用意した朝鮮の核計畫申告の検証方法に関する草案を6カ國が9日に討議することを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
首席代表會合は同日午後4時半頃に釣魚臺國賓館の芳菲苑で開幕。これに先立ち、中米、朝ロ、中ロ、朝韓、日ロ、中韓の代表団による2國間協議が相次いで行われた。
ヒル國務次官補は8日夜に中國大飯店で會見し、約1時間の會合で6カ國が対朝重油支援、寧辺核施設の無能力化のタイムテーブル、核計畫申告の検証問題を討議したことを明らかにし、「重油支援と無能力化の問題ではすでに真の対立はない。現在必要なのは、核計畫の検証方法について合意を形成することだ」と述べた。また、中國が他の5カ國との協議を踏まえて、現在検証草案の作成に取り組んでいること、草案は9日午前の會合で各國に提示されることを明らかにした。
ヒル國務次官補は、今回の首席代表會合の主要議題が重油支援、無能力化のタイムテーブル、核計畫の検証方法であることで6カ國が一致していることを指摘した上で、「今回の會合で最も鍵となるのは、核計畫の検証方法についていかにして正式な合意に達するかだ。他の2つの議題についてはこれ以上議論の必要はない」と述べた。
「人民網日本語版」2008年12月9日