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戴國務委員と各國首脳の合同寫真 |
主要國(G8)と発展途上國の対話會合が9日、イタリア?ラクイラで開かれた。世界金融危機対策と世界経済の回復促進、気候変動、エネルギー安全保障、食糧安全保障、國際貿易、開発といった、現在國際社會が最も関心を寄せる問題が主要議題となった。中國からは戴秉國國務委員が胡錦濤國家主席の代理で出席し、これらの問題について中國側の原則的立場を詳しく説明した。
戴國務委員は「現在もなお世界金融危機は拡大を続け、世界経済は衰退局面に陥っている。國際社會の共同努力によって世界経済にはいくつかのプラスの兆しが生じているが、グローバル経済の回復には、なお複雑で曲折した過程を経ることになる。われわれと參加各國の経済成長は、世界経済の回復促進にとって重要な影響を持つ。世界経済の回復促進に協力し、グローバルな試練に協力して対処することが、われわれが抱える最も重要な任務であり、共通の責任である」と指摘した。
戴國務委員はさらに「胡錦濤主席は1年前に北海道で、國際社會が持続可能な世界経済システム、包含的で秩序ある國際金融システム、公正で合理的な國際貿易システム、公平で効果的なグローバル発展システムの構築に盡力することを提言した。世界金融危機の発生と拡大は、こうしたシステムを構築することの重要性と緊迫性をさらに裏付けた。世界金融危機はわれわれに、経済グローバル化の深いレベルでの進展という條件の下では、グローバルな協力を展開してのみ、グローバルな危機を解消できるということ、グローバル経済の管理を強化?改善してのみ、體制?構造面から世界経済の調和ある持続的な発展を促進できるということを、警告している」と述べた。
「人民網日本語版」2009年7月10日