溫家寶総理は7日、米國のサマーズ國家経済會議議長、ドニロン大統領副補佐官(國家安全保障擔當)と中南海の紫光閣で會談した。
溫総理は「21世紀における積極的?協力的?包括的な中米関係の構築は両國元首が共同で確立した戦略方針であり、両國の根本的利益に合致し、時代の進歩の要請を反映している。目下中米関係の本流は対話と協力だ。これはかつてない規模と影響力を備えている。雙方は貴重な成果を大切にし、大局を把握し、機會を捉え、妨害を排除して、揺るがず前へ邁進しなければならない」と述べた。
また、中米関係発展のため(1)政治的相互信頼を深める。これは互いの核心的利益を尊重し、互いに內政干渉せず、互いにライバル視しないことを含む(2)2國間?多國間分野での協力を強化し、各自の発展および世界の平和?繁栄を促進する(3)民意の土臺を突き固め、寛容?友好?調和の積極的な雰囲気を醸成する----必要性を指摘した。
溫総理はさらに「吃緊の課題は世界金融危機のもたらした困難や影響を克服し、世界経済の安定的回復を促すことだ。中米は共に努力して問題を適切に処理し、今後の両國関係のより良く、より速い発展のために著実な基盤を築かねばならない」と表明した。
米側は「近年來、米中両國は一連の重大な問題で良好な協力を行ってきた。オバマ政権は対中関係を非常に重視しており、米中は広範な利益を共有し、米中関係は世界の未來に重要な影響を與えると考えている。米側は21世紀における積極的?協力的?包括的米中関係の発展に盡力している。中國側とハイレベル交流を強化し、率直に対話し、戦略的相互信頼?協力を深め、両國間の問題をうまく処理し、米中関係に絶えず新たな進展があるようにしたい。米側は引き続き『1つの中國』政策を斷固遂行する」と表明した。
「人民網日本語版」2010年9月8日