菅直人首相は26日の民主黨両院議員総會で退陣を表明した。數日後の代表選挙で新黨首を選出後、菅首相は正式に退陣する。
菅首相の退陣で、日本は09年の政権交代後3年足らずで內閣が3度入れ替わり、わずか5年で6人目の首相を迎えることになる。
これほど頻繁な政府の変動は日本の激しい民主政治を反映する一方、うまくいかなければ途中で投げ出してしまう政治の悪習を反映している。
政治生態學の角度からは、首相の進退を決めるのは世論調査と黨內の支持の2つだけだ。日本の派閥政治は根深いが、どんな派閥闘爭でも世論を無視することはできない。日本は成熟した政務官と公務員の二分法システムによって、政務官が走馬燈のように入れ替わっても、公務員を基礎とする政府事務官僚體系で維持できるようになっており、日本はこれほど頻繁な政治混亂にも耐えることができる。
菅首相もやはり日本の「短命首相」の運命をたどったが、日本の政治家の「途中で投げ出す悪習」は引き継がなかった第一人者かもしれない。辭意表明から正式退陣まで3カ月近く「居座り」、森喜朗元首相の47日を超える「居座り」記録を殘した。その間、誤解と非難を受けた。
戦後の日本史上菅氏ほど多くの問題に直面した首相はいないだろう。昨年6月に首相就任後、菅氏は政治資金問題をめぐり黨內で小沢派と闘爭を展開したため內閣改造を余儀なくされ、鼻っ柱を折られた。參議院選挙で慘敗し、「ねじれ國會」で困難を強いられる。東日本大震災と大津波、その後の原発危機で菅首相は海外を訪問する時間もなく、中國と米國を公式訪問しなかった初の首相となった。