日本では民主黨の野田佳彥新代表が30日午後に衆參両院で行われた首相指名選挙で、第95代、62人目の首相に選出された。野田氏はどのような人物なのか。野田氏の首相就任は日本の國內政局、中日関係、日米関係にどのような影響をもたらすのか。清華大學現代國際関係研究院の劉江永副院長に話を聞いた。
■野田氏は中庸派 國內の難題への対応が中心に
----野田氏はどのような人物か。就任後、どのような局面に向き合うことになるか。
野田氏の特徴から言うと、事実上、反小沢派と小沢派の間に位置する。反小沢派の主要メンバーの1人ではあるが、個人の特徴は比較的中庸だ。黨內で才気をひけらかしたり、小沢派と共存できない人物ではなく、野黨と生きるか死ぬかの爭いをする人物でもない。
野田氏の専門または主な擔當経験は財政、経済分野だ。菅直人內閣では財務大臣を務め、國內財政の狀況や困難をよく理解している。國際的にはG7財務相會議などの國際會議に頻繁に出席し、國際協調面で一定の経験を積んでいる。日本経済の抱える主な問題、特に財政?金融面の問題について自分の考えを持っている。